お役立ち情報

  • ホーム
  • お役立ち情報
  • 包装機械:梱包現場の自動化進んでいますか?封函機と製函機の選定ポイントを解説します!

梱包現場の自動化進んでいますか?封函機と製函機の選定ポイントを解説します!

物流や製造現場において、製品の梱包作業は品質維持や輸送時の安全性を確保する上で重要です。封函機・製函機の選定は、生産効率やコスト削減に直結するため、慎重な判断が求められます。ここでは、選定時に考慮すべき具体的なポイントを解説します。

▼目次

1. 封函機・製函機について
1-1. 封函機とは
1-2. 製函機とは

2.選定のポイント
2-1. 処理能力(生産スピード)
2-2. 箱のサイズや形状の対応力
2-3. 自動化レベル
2-4. テープや糊の種類への対応
2-5. 安全性とメンテナンス性
2-6. トータルコストの考慮

3. まとめ

1. 封函機・製函機について

1-1. 封函機とは

封函機(ケースシーラー)は、段ボールケースのフタをテープや糊で密封する機械です。主に、ケースの搬送、フタの折りたたみ、封函、ケースの排出という一連の動作で作業が進みます。

封函の方法には主にテープ方式とホットメルト(糊)方式があります。テープ方式では、ケースの上下をベルトやローラーで固定しながら、テープディスペンサーがテープを貼り、カッターで適切な長さにカットします。一方、ホットメルト方式では、接着剤の塗布ノズルが適量の糊を塗布し、圧着ローラーでしっかりと密着させます。

最後に、封函が完了したケースはコンベアで次の工程へと搬送されます。封函機には、手動補助が必要なタイプから完全自動化されたタイプまでさまざまな種類があり、生産ラインの規模や作業効率に応じて適切な機種を選定することが重要です。

【フラップ折込み手動の場合の封函工程】

▼パッケージ・ラボの納入実績はこちら

1-2. 製函機とは

製函機(ケースフォーマー)は、平らな状態の段ボールを自動で組み立て、底面をテープや糊で固定する機械です。主に、段ボールの供給、成形、底部の封函、ケースの排出という流れで作業が進みます。

まず、ストックされた平らな段ボールシートが機械の吸引パッドやプッシャー機構によって一枚ずつ取り出されます。次に、ガイドやアームによって側面が折り曲げられ、箱の形状に成形されます。このとき、機種によってはエアシリンダーやカム機構を用いて精度の高い折り曲げが行われます。

成形されたケースの底部は、テープ方式またはホットメルト(糊)方式で封函されます。テープ方式では、テープディスペンサーが底面にテープを貼り、圧着ローラーで固定します。一方、ホットメルト方式では、ノズルから接着剤を塗布し、圧着工程を経てしっかりと接着されます。

封函が完了したケースは、コンベアによって次の工程へと排出され、充填作業に備えます。製函機には手動補助が必要な半自動タイプと、完全自動で高速処理が可能な全自動タイプがあり、生産ラインの処理能力や段ボールサイズの種類に応じて適切な機種を選定することが重要です。

【全自動製函工程】

▼パッケージ・ラボの納入実績はこちら

2.選定のポイント

2-1. 処理能力(生産スピード)

1時間あたりの処理箱数を明確に把握し、現場の生産スピードに適した機器を選びます。例えば、毎分10箱以上のスピードが必要な場合は、これに対応した機器を選定することが必須です。過剰な処理能力の機器はコスト増につながるため、適正な能力を見極めることが重要です。

2-2. 箱のサイズや形状の対応力

製函機や封函機が対応できる箱のサイズや形状を確認しましょう。標準サイズの段ボールにしか対応しない機器では、将来的な製品バリエーションの増加に対応できない可能性があります。複数サイズや特殊形状の箱に対応できる可変機能付きの機器が推奨されます。

• 固定サイズ対応機:同じサイズのケースを大量に使用する場合に適している
• 可変サイズ対応機:異なるサイズのケースを扱う場合に便利(自動調整機能付きが理想)

2-3. 自動化レベル

封函機や製函機の自動化レベルは、作業効率やコスト削減に大きく影響を与える重要な要素です。それぞれの機械の自動化レベルについて簡潔に解説します。

① 全自動機
段ボールの供給、成形、テープ貼りまで一貫して行うため、作業者の負担が大幅に軽減します。高コストですが、大量生産向けです。

②半自動機
箱のセットは手動で行い、封函のみ自動で行うタイプです。中小規模の生産ラインに適しています。

③手動
コストは低いものの、作業効率は最も低いため、少量生産向けです。

2-4. テープや糊の種類への対応

使用する封函材(クラフトテープ、OPPテープ、ホットメルト接着剤など)に対応できる機器であるかの確認が必要です。

<封函方法>

粘着テープ(OPPテープ、クラフトテープ)

テープの貼り方の種類は以下のとおりです。内容に応じて機械を選定します。

・上面Ⅰ貼り

・下面Ⅰ貼り

・上下面Ⅰ貼り

・H貼り

Ⅰ貼り           H貼り

ホットメルト

速乾接着剤で封函。熱で溶かして使用し、冷えるとすぐに固まるため、短時間で強力な接着が可能です。

ステープル

金属製の留め具。ホチキスの針のように段ボールを貫通させて固定します。

ガムテープ

水貼り(水を塗布)のテープで封函

2-5. 安全性とメンテナンス性

日常のメンテナンスが簡単な設計かどうかも重要なポイントです。分解や清掃が簡単にできる構造の機器を選びましょう。また、作業者の安全を確保するため、緊急停止ボタンやセーフティカバーなどの安全装置が搭載されているかを確認します。

2-6. トータルコストの考慮

初期導入費用だけでなく、ランニングコスト、消耗品費用、メンテナンス費用を含めた総合的なコストパフォーマンスを評価しましょう。例えば、耐久性の高い機器は初期費用が高くても、長期的にはコスト削減に寄与します。

3. まとめ

封函機・製函機の導入は、作業の効率化・省人化・品質向上に直結する重要な設備投資です。生産量やケースサイズ、封函・製函方法などを考慮し、自社の生産ラインに最適な機種を選定することが成功のカギとなります。生産現場の効率化だけでなく、製品品質の維持やトラブル防止にもつながります。現場のニーズに合った機器を導入し、最適な梱包作業環境を整えましょう。ぜひ、当社にご相談ください。